高品位の面粗度・大幅な工程集約を実現するスカイビング加工に対応
「旋削+研削」一台二役の優れもの
スカイビング加工とは、焼入れ鋼の円筒加工面を、工具が上下に移動してそぎ落とす加工法です。この加工法の最大のメリットは、加工物のツールマークが連続した螺旋模様とならないため、油圧・潤滑関連部品のシール摺動部の加工にも対応できる点です。加えて、通常の旋削用工具の数倍の送り速度にも関わらず、高品位の加工面粗度を実現可能とすることから、研削工程の省除等、品質の向上と共に大幅な加工時間の短縮・設備集約が見込めるメリットも期待されます。
機械剛性と切削能力の向上
スカイビング加工に対応するため、ベッドの構造を強化し、高剛性のφ100mm主軸を採用することで機械剛性を向上させました。またスカイビング加工特有の高切削負荷に対応するため、出力15/11kWの主軸モータを搭載しました。
テールストック・振止め装置搭載による加工ワーク領域の拡大
高負荷・高回転の加工に対応すべく、テールストックはビルトインタイプを採用し、真直性の高い山平型のテールベースに搭載しています。振止め装置(オプション)も搭載可能であり、ワーク剛性が低い場合にもスカイビング加工を適用することが可能となります。
ローダ搭載による自動化(オプション)
当社の強みである自動化システムを適用することで、お客様の生産性向上、省人化に貢献します。