大型タッチパネル採用による作業性向上
段取時の操作性を向上させるため、視認性に優れた21.5インチタッチパネルを採用。
3画面のマルチ表示は操作目的ごとに画面を切り替えることができます。
ホーム画面では「起動条件」、「機械停止までの時間予告」、「生産進捗状況」、「機械動作状況」など一つの画面内で稼働状況を把握でき、確認作業の効率化が図れます。
また、トレーサビリティーデータが保存されることで加工ワークごとの加工状態変化の追跡等に役立てられ、安定した設備運用に貢献します。
ローディングタイムの短縮
新たなローダシステムの搭載により、早送り速度を全軸向上させました。最短ローディングタイムは、従来機より10%短縮した5.5秒を実現。ワーク供給から排出までの生産性を向上します。
ローダ構造体に鋼材に代わる新素材を採用した「軽量化仕様(オプション)」を設けており、高速化と振動抑制を実現します。
新3軸ローダシステムの導入
ローダ段取りを容易化する各機能を3軸ローダシステムに適用しています。
操作性向上のため、機械本体とローダの制御を同一のコントローラによる処理とすることで一元管理を行っています。
ハンドルリトレース機能により安全性の高い動作確認が可能です。
ローダ動作のNCプログラム化によりワーク段替え時の動作やタイミングの変更に柔軟に対応することができます。
これらの機能により、作業性の向上と生産性の向上を実現します。
加工不良、エネルギー使用量の低減
当社独自の熱変位補正システム「サーモニー® 」は、様々な使用条件と環境条件下での温度変化による加工寸法値への影響を予測し、補正を与えることで加工不良の抑制が可能です。また、熱源が集中する機械中心部に空冷構造を採用することで、冷却水を不要とし、ランニングコスト、エネルギー使用量を低減します。
機械本体のスライドは、X軸に剛性の高いすべり案内面、Z軸に位置決め精度の高いころがり案内面を使用したハイブリッド型スライドを採用。加工性能の向上と潤滑油使用量の低減を実現します。