コレットチャックとは

What Is Collet Chuck?

チャックは、ワーク(加工物)や切削用の工具を正しい姿勢で掴み、固定するための工具です。チャック機構の中でも、コレットチャックは棒状のものを把握するのに適した装置となっています。
本体にスリットが入った構造となっていて、本体の開閉によってワークの着脱と固定を行っています。ワークを包み込むように把握するため接触する面積が大きく、ワークに負担をかけず安定してホールドできるのが特長。反面、大きなワークの固定には若干不向きでもあります。
また、コレットチャックは消耗品です。開閉の繰り返しによる疲労や、把握部分の摩耗などにより使用が困難になります。

主なコレットの形状

Main collet shape

コレットチャックには用途に応じて様々な種類や形状があり、高松機械工業株式会社では自社製品に使用するものはもちろん、オーダーメイドでのコレットチャックの設計・生産も行っております。
今回はコレットチャックの中でも代表的な『引き型』と『静止型』についてご紹介いたします。

主なコレットの形状
引き型 TSC-D26

引き型

TSC-D26

コレットを引いて対象物を把握する、スタンダードなタイプのコレットチャックです。

静止型 TPC1-D26-C80

静止型

TPC1-D26-C80

静止型のコレットチャックは、ワークが静止しているため、引き型よりもワークの加工精度が良好なのが特長です。

高松機械工業株式会社とコレットチャックの関わり

高松機械工業株式会社と
コレットチャックの関わり

私たち高松機械工業株式会社では、創業当初からコレットチャックの製造を行っていました。 農機具から工作機械製造の歴史をスタートさせましたが、まず最初に商品として作ったのが卓上旋盤(ベンチレース)。 それの使用にあたってコレットチャックを製造したことがはじまりです。

今では専用工場を持ち、自社製品に使用するものはもちろん、オーダーメイドでのコレットチャックの設計・生産も行っております。 一般的な丸いコレットチャックだけではなく、異型物を把握できる特殊なコレットチャックも製造しており、ご好評をいただいています。

高松機械工業株式会社のコレットチャックについて

高松機械工業株式会社の
コレットチャックについて

高松機械工業株式会社のコレットチャックは強靭なスプリング性・耐摩耗性・高い精度を誇る製品です。 主に生産しているのは6インチチャック旋盤に使用されるコレットチャックです。

基本的には自社製品で使用するコレットチャックを製造・販売しており、コレットチャックを含め納入から調整までワンストップ。 チャックと機械の両方について正確に把握しているからこそ、細かいオーダーへの対応や効率化のご提案ができます。