このたび、NC旋盤に関する知識やお役立ち情報をご紹介するコラムを始めました！

連載第一回目では、高松機械とはどのような会社なのか、改めてご紹介していきます。

6インチ旋盤をはじめとする豊富な製品群や、得意とする自動化技術まで、高松の特徴をまるっとご紹介。NC旋盤の導入をお考えの皆さまに、ぜひ高松機械について知っていただければと思います。

省スペースなNC旋盤のパイオニア

1948年の設立から70年以上にわたり工作機械を製造し続けてきた高松機械。

「小さな加工物は小さな機械で」を合言葉に、6インチや8インチクラスのマシンを中心としたバリエーション豊富なNC旋盤を国内外に納入しています。

自動車部品で多くの実績

高松機械製品の約7割が自動車部品を製造するお客様向けです。国内大手自動車メーカ様やそのサプライヤー様が主な取引先で、最近では、自動車の電動化の流れからEV自動車関連のご依頼もいただいています。

その他には建設機器や油圧機器（ソレノイドバルブ）、水栓金具、鉄骨ボルトなど、金属部品を中心に多くの納入実績があります。

豊富な製品群

高松機械では、3インチから10インチクラスにわたるまで、約30種類のNC旋盤をラインナップしています。

その中でもロングセラーとなっているのが、1スピンドル1タレット構造のシンプルモデルＸシリーズです。6インチや8インチをターゲットとした省スペース旋盤で、2台以上の連結ラインにも最適です。近年では複合加工のニーズの高まりから、従来の省スペースはそのままに、二次加工まで可能な機種も発売し、ラインナップを拡充しています。

海外工作機械メーカの製品も販売が可能

提携している海外メーカの全製品の輸入、販売、サービス対応が可能です。

取り扱いメーカ

• 台湾 友嘉実業集団（FFG)…主にBT-30～50番クラスのマシニングセンタ製品を取り揃えています。
• ドイツ エマグ社…6インチ～26インチクラスの縦型CNC旋盤をラインナップしています。レーザー溶接機、クランクシャフトやカムシャフト用の研磨機、自動車部品向けマシンも取り扱っています。

これらの海外製品も高松機械にご相談いただければ、販売からアフターサービスまでのトータルなサポートが可能です。

充実の営業・サービス拠点

国内8拠点、海外7拠点に事務所を構えています。国内は西日本営業部、東日本営業部に分かれています。場合によっては、同じ部内の他拠点に人員を派遣したり、情報交換を行うことで、より迅速かつ地域に密着した対応を実現しています。

>>国内外の営業・サービス拠点情報はこちら

機械本体+周辺装置のカスタマイズでお客様だけの生産ラインを

高松機械の最大の特徴は、なんといってもワークの搬送ローダや様々な周辺装置をお客様のご要望に合わせて自由自在にカスタマイズできることです。

ここまで融通の利くメーカは珍しいと、製品のリピート導入率は90％以上を維持しています。

機械本体とローダの一体設計

高松機械では、ローダ装置の設計・製造も自社で手掛けることで、機械の加工精度を維持しながら自由なカスタマイズを実現しています。

機械とローダを併せて設計することには、以下のようなメリットがあります。

• 機械に合わせて最適なローダ設計を行うため、高精度化・高速化を実現
• ローダを搭載してもなお省スペースなシステムの構築が可能
• お客様側でのローダ購入、取り付けの手間が不要で短納期
• アフターサービスも高松機械が窓口となるため、お客様から他メーカへの依頼が不要

高松機械では単に機械とローダを同時に設計するのではなく、お客様のご要望に応じてオンリーワンの設備を設計、製造しています。

様々なオプション装置で生産を効率化

加工ワークに要求される精度が高まる中、自動洗浄装置や計測装置など、多種多様なオプション装置を取り付けての納品にも柔軟に対応しています。

自動化システムに欠かせないストッカやパーツフィーダ、トレーチェンジャといった供給装置など、豊富な社内ノウハウと実績を基にお客様に最適な設備をご提案します。

自社生産のコレットチャックで安心の品質

工作機械メーカではほぼ唯一、コレットチャックの生産を自社工場で行っています。ご存じの方は少ないかもしれませんが、高松機械のNC旋盤の約半数に高松製コレットチャックが取り付けられています。

機械の構造を熟知している機械メーカだからこそ、チャックの取り付け・取り外し時のトラブルを防いだり、加工物の変更時にも迅速にサポートできたりと、多くのメリットがあります。

周辺装置と同じように、高松の営業担当一人にコレットチャックのこともご相談いただければ、最適なコレットチャックを責任を持ってご提案させていただきます。

>>TAKAMAZコレットチャックに関する詳細はこちら

まとめ

今回はコラム第一回目ということで、改めて高松機械の特長について、ポイントを絞ってご説明しました。

今後は、製品だけでなく加工のノウハウやお悩み解決まで、皆様のお役に立てるようなコンテンツをお届けしていきます。

ぜひお楽しみに！