NC旋盤でボールペン作ってみた
「作ってみた」シリーズ第三弾!今回は皆さんがいつも使っているボールペンです🖊
樹脂製のものが多いですが、今回はアルミを使って当社の旋盤で加工してみました。
材料はアルミの丸棒で、1本の丸棒からすべて削り出しています。
<MEMO:なぜボールペンなの?>当社にインターンシップにお越しいただく学生の方々への記念品として、記憶に残り、かつ、社会人になっても活用できるアイテムということで スタイリッシュなデザインの「世界にひとつだけのボールペン」を作ることにしました。
ボールペン加工の流れ
加工レイアウト作成
素材・製品図( 加工図)を元に機種選定し、加工工程・使用刃具・チャック・切削条件・サイクルタイムを検討します。
<MEMO:加工レイアウトとは?>お客様の製品・部品を加工する際に必要とされる加工時間や方法を表すもので、お客様の要求事項をクリアし満足の得られる提案が必要になります。TAKAMAZでは加工レイアウトと言いますが、一般的にはタイムスタディ、タイムレイアウト、プロセッシングレイアウトとも呼ばれています。
プログラム作成
加工レイアウトを元にプログラムを作成し機械に入力します。
下記画像が今回製作したボールペンを分解したものになります。ボールペンは4つのパーツで構成され各パーツはネジで連結されます。
加工(加工工程)
刃具・チャック等を機械に取付けます。プログラム原点出しを実施後、ワークを取り付けずにプログラムを実行し干渉等の確認をします。干渉や動作に不備が無かった場合、実際にワークを取付け試加工します。
仕上げ工程
最後にレーザーでTAKAMAZの刻印を入れ、表面処理を行いました。※表面処理は外部にて実施
みなさんはどのカラーがお好みですか?
総重量:32.8グラム
まとめ
今回、身近なものを旋盤で削ってみたらどうなるか?と言う事で試してみましたが、これ以外に身近にあるものでも
TAKAMAZの機械で製作されたものがあるかも!? 知れませんよ!