JIMTOF2022(第31回日本国際工作機械見本市)に出展しました!
11月8日(火)~13日(日)の6日間、東京ビッグサイトで開催されたJIMTOF2022(第31回日本国際工作機械見本市)に出展しました。
2020年のオンライン開催を経て、4年ぶりのリアル開催となった今回。
高松機械ブースにも約2000名の方にお立ち寄りいただき、大盛況となりました。
本記事では、JIMTOF2022のブースにてご紹介した高松機械の製品・技術をまるっとお見せします!
JIMTOFとは?
JIMTOF(日本国際工作機械見本市)は、世界四大工作機械見本市(残り3つは、IMTS:シカゴ、EMO:ミラノ/ハノーバー、CIMT:北京)の一つで、2年に一度日本で開催されます。
1998年までは東京・大阪の2拠点の持ち回りで開催されていましたが、近年は東京ビッグサイトにて行われています。
日本国内のみならず、世界各国から工作機械メーカーが集結し、金属加工などの最新の技術が集います。
1086社が出展し過去最大規模での開催となったJIMTOF2022では、11万名以上の方が会場に足を運びました。
AM技術をはじめとした最新のテクノロジーが一堂に
「開かれる扉(ミライ)、世界を動かす技術の出会い」をテーマに、未来の産業の発展に繋がる技術交流が期待された本展示会。
工作機械業界でも注目度の高いアディティブ・マニュファクチャリング(Additive Manufacturing:AM)エリアが設けられ、最新鋭のAM技術にスポットが当てられました。
各社省エネに配慮した製品を訴求
カーボンニュートラルに向けた取り組みが加速する中、消費電力削減を打ち出した製品が多く見られたのも今回JIMTOF2022の特徴の一つ。
加工能力などの製品性能のみならず、環境に配慮した製品開発への機運の高まりが感じられました。
テーマは「カーボンニュートラル・省人化・DX」
今回、高松機械工業ブースには、新製品2台を含む7機種を展示しました。
- XTS-6(6インチ)
- XWG-3(3・4インチ)
- XV-3(3・4インチ)
- XT-8MY(8インチ)+ServoROT-00(ロボットシステム)
- VT 2-4(EMAG)
- SJ460×1000G(ECOCA)
脱炭素化を念頭に開発を行った新製品「XTS-6」「XWG-3」から、自動化を支援するロボットシステム「ServoROT」まで、幅広いラインナップをご紹介しました。
6インチシンプル旋盤の新たな主役「XTS-6」
高松機械の6インチ旋盤の代名詞とも言える「XC-100」をモデルチェンジしたのがこの「XTS-6」です。
Xシリーズのコンセプトを引き継ぎつつ、スペックを向上させ、より高付加価値なモデルとなっています。
機械幅1,105mmという業界最小クラスのフロアスペースながら、主軸最高回転速度は5000回転と高い性能を実現しました。
高機能な小型2スピンドル旋盤「XWG-3」
2スピンドルのコンパクト機「XWG-3」は、機械幅を極小化することで、従来の単軸機2台分の生産能力を1台に集約します。
省スペースを追求しつつ、基本性能の向上・消費エネルギーの低減によりカーボンニュートラルに貢献します。
19インチのタッチパネルを採用し、機械状態の確認も容易に。会場ではシステムや操作性へのご質問等も多数いただき、関心の高さが伺えました。
新しい工程集約の形「XV-3」
1台に3つのスピンドルを搭載した「XV-3」は、旋削加工から穴あけ加工まで多様な工程を集約できます。
主軸自体が移動してワークを受け渡すセルフローディング構造も採用。他にはない特徴に、高い関心をお寄せいただきました。
「XT-8MY」と「ServoROT-00」のコラボレーション
回転工具・Y軸を搭載したコンパクトな複合旋盤「XT-8MY」とロボットシステム「ServoROT-00」を連結展示しました。
「XT-8MY」ではホブ加工の実演を行い、旋盤での複合加工についてPRしました。
「ServoROT-00」は「ServoROT-01」より価格を抑えたモデルで、工場の自動化をよりリーズナブルに実現します。
シャフトワークの量産に対応「VT2-4」
EMAG社の立形シャフト加工機「VT2-4」も展示し、ドイツ発の技術をご紹介しました。
日本では珍しい機械に、多くのご来場者に足を止めていただきました。
使い勝手に優れた汎用旋盤「SJ460×1000G」
高松機械工業で取り扱っているECOCA社の汎用旋盤「SJ460×1000G」も出展しました。
学校関係の方からの反響も高く、短納期・低価格でご提供できる1台です。
ワークショップで最新の取り組みを紹介!
「TAKAMAZ自動化ソリューション」と「カーボンニュートラルに向けたDXの取り組み」をテーマにワークショップを実施しました。
ロボットをはじめ周辺装置を交えた自動化事例や、環境に配慮した製品開発による温室効果ガス削減への取り組みについてご紹介しました。
まとめ
4年ぶりにオンサイトにて開催されたJIMTOF2022。
国内はもちろん、海外からも多くのお客様をお迎えすることができ、大変有意義な6日間となりました。
ブースにお越しいただいた皆様には心より感謝申し上げます。
今後も展示会等のリアル、ウェブサイト等のオンラインの両方にて、皆様のお役に立つ情報・技術をお届けしてまいります!